「映画&テレビ」だけではなく「Windows Media Player」でも再生できなかったんです。
画面は真っ黒なのに音声だけはバッチリ聞こえていて‥‥なんじゃこりゃw
「MOVファイル」というのは、ファイルの拡張子が「.mov」になっている動画ファイルです。
Apple社が作った再生ソフト(メディアプレイヤー)「Quick Time」で再生することを想定して作られた動画ファイル形式のようなので、まあ、「Quick Time」をインストールすれば動画を見ることができます。
私も早速「Quick Time」をインストールしてみました。
「Quick Time」にはWindows版があるので、それをインストールしたんですけど、たぶん元の動画が大きかったせいなのでしょうが、固まっちゃって再生できませんでした。オイ!w
なのでさっさとアンインストールしてしまいました。
結局、何らかの動画再生ソフトをインストールしなければ、私のパソコン「Windows10」では「MOVファイル」を再生できないみたいです。
でも、余計なファイルがくっついてくるようなソフトだったら信用できないし、そんなソフトはインストールしたくないんですよね。そしてあんまりお金はかけたくないという(笑)
で、色々と検索していたら、なんと!!
既に私自身が自分のパソコンにインストールしていた「VLCメディアプレーヤー」で、動画の変換・保存ができることを知りました!!
私は「VLCメディアプレーヤー」は動画再生用として使っていただけだったので、まさか「動画の変換」まで出来るとは思ってもいませんでした。
自分がインストールしたソフトのこと、ちゃんと調べておくべきでしたねw
ということで、今回は、「VLCメディアプレーヤー」を使って「MOVファイル」を「MP4ファイル」に変換、保存します。
けっこう簡単に変換できるんですが、実は、完成した動画の音声が聞こえなくなる場合があるのです。
私自身も動画を「MP4」に変換することが出来たんですが、音が出なくなってしまいました。
「マジかよ!」と思いながらネット検索していたら、「VLCメディアプレーヤー」で音声が聞こえなくなった場合の設定について説明されているサイト様を発見したので、紹介しておきます。
「VLCメディアプレーヤー」を使って「MOVファイル」を「MP4ファイル」に変換する方法は、こちらのサイト様に詳しく説明されていますので、当記事よりもサイト様の方で確認された方が良いと思います。
何と言うか、この記事は、次に同じような状況になった場合に私自身がすぐに設定できるようにするための忘備録です。
詳しい言葉の説明とか、なぜそういう設定をしなければいけないのか?といった点は、上記のサイト様でご確認ください。よろしくお願いいたします。
記事内容■「VLCメディアプレーヤー」をインストールする
■「VLCメディアプレーヤー」で動画を変換・保存する
■「新しいプロファイル」を作成する(オリジナルのプロファイルを作る)
■動画の変換中にエラー表示が出たり、作成した動画の音声が聞こえない場合(FFmpegの内蔵AACエンコーダーを有効にする)
■「VLCメディアプレーヤー」で動画を変換・保存する
■「新しいプロファイル」を作成する(オリジナルのプロファイルを作る)
■動画の変換中にエラー表示が出たり、作成した動画の音声が聞こえない場合(FFmpegの内蔵AACエンコーダーを有効にする)
「VLCメディアプレーヤー」をインストールする
「VLCメディアプレーヤー」はフリーソフトです。つまり無料!!
無料なのに色んな形式の動画ファイルを再生できます。動画の変換もできちゃうソフトです!(私も今回、知りましたけどねw)
けっこう長い期間使っていますが、何か問題が生じたこともありませんし、変なソフトを一緒にダウンロードするようなことも無い(と思います)ので、信用できるソフトだと思います。
私自身は既に「VLCメディアプレーヤー」をインストールしていますが、まだインストールしていない方もいらっしゃるでしょうから、とりあえず公式サイトを案内しておきます。
上記公式サイトから「VLCメディアプレーヤー」をダウンロードします。
真ん中のオレンジ色のボタンをクリックするとダウンロードできますので、どうぞ。
現時点(2018年1月)では「vlc-2.2.8-win32.exe」というファイルをダウンロードすることになると思います。
ダウンロード後はご自分のパソコン(Windows10)にインストールしてください。
もちろん、ダウンロードやインストールに関することは、すべて自己責任でお願いします。
貴方様のパソコンに何か問題が起こったとしても、私は知りませんw
無事にインストールできたら、「VLCメディアプレーヤー」を起動してください。
あ、インストールする時にはちゃんと「Japanese」を選択してくださいね。日本語版をインストールしましょう。
「VLCメディアプレーヤー」で動画を変換・保存する
インストールした「VLCメディアプレーヤー」を起動します。
動画を再生する場合は、この真ん中の画面に動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
音楽データも同じようにドラッグ&ドロップで再生することができます。
「Windows Media Player」や「Grooveミュージック」などのWindowsのソフトが嫌い、という方はこの「VLCメディアプレーヤー」を使われると良いのではないでしょうか。
今回は、「MOVファイル」を「MP4ファイル」に変換するわけですから、動画ファイルのドラック&ドロップはしません。
「VLCメディアプレーヤー」の設定をします。
ちなみに、今回私は「MOVファイル」を「MP4」に変換したんですが、「MOV」以外のあらゆる形式のファイルの変換も可能です。詳しくは知りませんけど、「WAV」「AVI」「ASF」「FLV」など、けっこう可能です。
変換後のファイル形式は「MP4」にしますが、これは単純によく使われているファイル形式だし、「ムービーメーカー」等で動画編集する可能性を考えて「MP4」にしました。
まあ、よくわからなければ「MP4」にしておけばいいと思います。
では、「MOVファイル」を「MP4」に変換します。
「VLCメディアプレーヤー」のメニュー「メディア」から「変換 / 保存」を選択します。
「メディアを開く」画面が開きます。
「ファイル」タブが開いているはずですので、「追加」ボタンをクリックして、変換したい動画を選択します。
動画ファイルを直接ドラッグ&ドロップしても良いです。
動画ファイルを追加したら、下の方にある「変換 / 保存」ボタンをクリックします。
「変換」画面が開きます。
「入力元」には、変換したい動画ファイルの場所が表示されています。
「設定」項目では「変換」にチェックが入っていることを確認します。
「プロファイル」という項目にはおそらく「Video H.264 + MP3(MP4)」というプロファイルが選択表示されていると思います。
で、ここからなんですけどね。
この「Video H.264 + MP3(MP4)」というプロファイルが基本形のようで、このまま動画を変換したら、ちゃんと「MP4」に変換されると思うんですよ。
「出力用URL」項目で「参照」ボタンをクリックして動画の保存先を指定したら、あとは「開始」ボタンをクリックすると動画の変換・保存が完了、という流れになるわけです。指定しておいた保存先フォルダに動画を保存できると思います。
でも、音声が入らない動画が作成されてしまうことがある、というのも事実なわけです。
実際に私の場合がそうだったのでね。
ちょっと面倒なんですけど、この時点で「新しいプロファイル」の作成(要するにオリジナルの動画の形式とか音声の形式の設定)をした方がラクなんじゃないかしら?と思うんですよね。
「新しいプロファイル」を作成する
私が「新しいプロファイル」を作りたい理由は、基本のプロファイル「Video H.264 + MP3(MP4)」の中身を直接変更してしまったら、その変更後の形式が保存されてしまって、元に戻せなくなるからです。
元々の「Video H.264 + MP3(MP4)」というプロファイルの中身、ずっと覚えていることができますか?
編集して自分だけのプロファイルに変更してしまったら、基本形がわからなくなってしまって、しっちゃかめっちゃかになるのではないかな?と思うんですよね。
ということで、この時点でオリジナルのプロファイルを作りたいと思います。
でも、基本形はあくまでも「Video H.264 + MP3(MP4)」です。
なので、まずは「Video H.264 + MP3(MP4)」の中身を確認しておきます。
「Video H.264 + MP3(MP4)」の中身を確認する
プロファイル「Video H.264 + MP3(MP4)」の中身を確認します。
ここではあくまでも確認するだけです。中身の編集はまだやりません。
オリジナルのプロファイル作成方法は次の項目で説明します。
プロファイルの中身を確認するために、「Video H.264 + MP3(MP4)」のすぐ横にある工具マークのボタン(選択されたプロファイルの編集)をクリックします。
「プロファイルのエディション」画面が開きます。
一番上の「Profile Name」には選択していたプロファイルの名前「Video H.264 + MP3(MP4)」が入っています
「カプセル化」タブが開いていて、「MP4/MOV」にチェックが入っていると思います。
「ビデオコーデック」タブを開いてみます。
「ビデオ」にチェックが入っています。
コーデック: H-264
ビットレート: 未使用
Quality: 未使用
Frame Rate: ソースと同様に
カスタムオプション: 空欄
ビットレート: 未使用
Quality: 未使用
Frame Rate: ソースと同様に
カスタムオプション: 空欄
「オーディオコーデック」タブを開いてみます。
「オーディオ」にチェックが入っています。
コーデック: MPEG Audio
ビットレート: 128kb/秒
チャンネル: 2
Sample Rate: 44100Hz
ビットレート: 128kb/秒
チャンネル: 2
Sample Rate: 44100Hz
とりあえず、コレが基本形だと思います。
プロファイル「Video H.264 + MP3(MP4)」の中身の確認が終わったので、画面下の「キャンセル」ボタンをクリックして「プロファイルのエディション」画面を閉じます。
「変換」画面に戻ると思います。
オリジナルのプロファイルを作る
では、自分だけのプロファイルを作ります。
とりあえず、「VLCメディアプレイヤー」で変換した動画は音声が聞こえなくなる可能性があるので、基本形である「Video H.264 + MP3(MP4)」の「オーディオコーデック」を変更することになります。
「変換」画面のプロファイル「Video H.264 + MP3(MP4)」の横にあるボタンの中の、一番右のボタン(新しいプロファイルを作成)をクリックします。
「プロファイルのエディション」画面が開きます。
「カプセル化」タブが開いていて、「MPEG-TS」にチェックが入っている状態です。
一番上の「Profile Name」が空欄になっているのでプロファイルの名前を入力します。
とりあえずここでは「オリジナル1」にしておきます。
基本形である「Video H.264 + MP3(MP4)」と同じように、「カプセル化」タブでは「MP4/MOV」にチェックを入れます。
「ビデオコーデック」タブを開きます。
何も指示はされていない状態です。
基本形である「Video H.264 + MP3(MP4)」と同じように設定します。
「ビデオ」にチェックを入れ、「コーデック」は「H-264」です。
「ビットレート」と「Quality」は「未使用」にします。
(「ビットレート」は数値を下げて行けば、最後に「未使用」になります)
「Frame Rate」は「ソースと同様に」で、「カスタムオプション」は空欄です。
「オーディオコーデック」タブを開きます。
何も指示はされていない状態です。
とりあえず一旦、基本形である「Video H.264 + MP3(MP4)」と同じように設定します。
「オーディオ」にチェックを入れて、「コーデック」は「MPEG Audio」です。
「ビットレート」は「128kb/秒」にします。
「チャンネル」は「2」で、「Sample Rate」は「44100Hz」です。
しつこいですが、このままだと音声が聞こえない動画ファイルになる可能性があります。
詳しいことは知りませんが、オーディオコーデックの形式が「MPEG Audio」だからダメだそうです。
この「コーデック」部分を「MPEG 4 Audio ( AAC )」に変更します。
これでOKです。
画面下の「作成」ボタンをクリックします。
「変換」画面に戻るので、「設定」項目の「プロファイル」のプルダウンメニューを開きます。
プルダウンメニューの一番下に先ほど作成した新しいプロファイル「オリジナル1」が表示されますので、これを選択します。
画面下の「出力用URL」項目の「参照」ボタンをクリックして、動画の保存先を指定します。
ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックします。
「ファイルの種類」が「MP4」になっていることを確認しておいてください。
また「変換」画面に戻るので、画面下の「開始」ボタンをクリックします。
動画の変換が開始され、指定していたフォルダに変換後の動画が保存されます。
動画の変換中にエラー表示が出たり、作成した動画の音声が聞こえない場合
上記のように新しく作った「オリジナル1」のプロファイルで動画を変換すると、元の動画と同じ横幅の「MP4」形式ファイルを作成できます。
「MOVファイル」は容量が大きいので、「MP4」に変換すると容量も小さくなって扱いやすい動画ファイルになります。
でも、この場合でも音声が聞こえない場合があります。
動画の変換途中で「VLCはmp4a オーディオ エンコーダーを開くことができませんでした。」というエラー表示が出ることもあります。
エラー表示なんて目にしただけでビックリしてしまいますが、エラーになる場合はけっこうあると思っておいた方が良いです。だって私もエラー表示が出たし(笑)
音声が入っておらず映像だけしか保存できなかったような場合は、改めて音声が聞こえるように処理をする必要があります。
ちなみに、下記で紹介した設定(音声が聞こえるようにする処理)に関しても、最初に紹介したサイト様の記述を参考にさせていただきましたので、改めてご紹介しておきます。
「arbk-works 知るよろこび,つくる楽しさ」様
■VLC で変換した MP4 の音が出ない場合の対処方法 (3) :Tips & FAQ
■VLC で変換した MP4 の音が出ない場合の対処方法 (3) :Tips & FAQ
私のわけわからん記事を読むよりも、こちらのサイト様の説明をお読みになった方が良いと思われます。
FFmpegの内蔵 AACエンコーダーを有効にする
動画の変換途中でエラー表示が出たり、変換後の動画の音声が聞こえない場合は「FFmpegの内蔵AACエンコーダーを有効にする」作業をします。
‥‥全く意味がわかりませんが、私が参考にしたサイト様ではそのように説明されており、実際に私自身もこの設定をしたら音声が聞こえるようになりました。
なぜ聞こえるようになったのかは上記サイト様で説明されていますので、そちらをご確認ください。
「VLCメディアプレイヤー」のメニュー「ツール」から「設定」を選択します。
「シンプルな設定」画面が開きます。
左下に「設定の表示」項目があるので、「すべて」にチェックを入れます。
「詳細設定」画面になります。
左側のメニューの中から「入力 / コーデック」をダブルクリックして展開します。
展開後のメニューから「ビデオコーデック」をダブルクリックして更に展開し、「FFmpeg」を選択します。
「FFmpeg」を選択すると、画面右側に「FFmpegオーディオ/ビデオデコーダー」というタイトルが表示され、何やら複数の項目が表示されます。この項目の中の「規約遵守の制約」の位置を確認しておきます。
画面上は見えていませんが、画面右側には表示の続きがあって、右下のスライダーを動かすことで、隠れている部分を表示させることができます。
画面右下のスライダーを右に動かすと、「規約遵守の制約」の隠れていた数値「0」が見えます。
この数値「0」を、「-2」に変更します。
画面右下の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。
これで「FFmpegの内蔵 AACエンコーダーを有効にする」作業の完了です。
あとは、もう一度プロファイル「オリジナル1」で動画を変換します。
変換後の動画は、おそらく音声が聞こえるようになっていると思います。
もちろん「Windows10」の動画再生ソフト「映画&テレビ」や「Windows Media Player」で再生できるようになっているはずです。
再生できなかったら‥‥他の方法を調べてください(笑)