
「独自ドメイン」って何なんでしょうか?
なんか、アフィリエイトをやってるサイトとか、めっちゃ人気のブログとか、そういうものは全部「独自ドメイン」で動いていますよね。
「独自ドメイン」で運営しているサイトやブログをよく見かけるということは、「独自ドメイン」を取得した方がいいのかもしれないけど、そもそも「独自ドメイン」ってどういうものなのでしょうか。
お金をかけてまでも取得しておいた方がいいのかな?
などと疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので、この記事では私なりに「独自ドメイン」の説明をしたいと思います。
とりあえず「ドメイン」と「サブドメイン」の違いを説明して、ドメインの特徴とか種類を説明した後で「独自ドメインって何?」「取得した方がいいわけ?」という疑問(疑問かな?コレw)にお答えしたいと思います。(誰も質問してないんですけどねw)
ちなみに、このブログは「独自ドメイン」を取得して運営しています。
軽い気持ちで「独自ドメイン」を取得しましたが、まあ、私自身がこうなっちゃった経緯は前回の記事<■独自ドメインを取得してレンタルサーバーを借りることになりました>に書いていますので、興味のある方はどうぞ。
ドメインとサブドメインの違い
「ドメイン」はサイトのURL(アドレス)に記載されているものです。
インターネット上での「住所」みたいなものだと思えばいいと思います。
サイトを見たい場合はURLを指定して、そのサイトの住所(インターネット上にある住所)に移動するイメージになります。住所が無ければどこにも移動することができないので、「ドメイン」は、インターネット上のあらゆるURLに存在します。
もちろん「住所」というものは大雑把では意味を為さないので、「○○県」とか「○○市」のように「どこに存在しているのか」という範囲が指定されます。
で、住んでる場所、例えば「県」を意味するものが「ドメイン」です。
その「県」の中の「市」を表すものを「サブドメイン」と言います。
「ドメイン」を持っていると、「サブドメイン」を作ることが可能になります。
とりあえず、私も利用している無料の「Seesaa(シーサー)ブログ」を例にして説明します。
Seesaaブログの「ドメイン」は「seesaa.net」です。
このドメイン「seesaa.net」が、サイトの住所での「県名」にあたると思えばいいです。
Seesaaブログを利用して「新しいブログ」を作成する時、まず最初に自分のブログのURLを決める作業をしますよね。好きなホスト名(URL)を設定するわけです。
とりあえず、自分のブログのホスト名を「abc□□」に決めたと仮定します。
自分のブログのホスト名を「abc□□」に設定した時、ブログを表示させるURLは「http://abc□□.seesaa.net」になります。
このURLのうち「seesaa.net」部分のことを「ドメイン」と呼びますが、「サブドメイン」は、先ほどホスト名として設定した「abc□□」部分になります。
ドメイン「seesaa.net」が住所表記の「○○県」にあたると考えると、サブドメイン「abc□□」は「○○市」にあたります。
「○○県の○○市」という表記が無いと、お手紙を出したくても届きません。どこに存在しているのか、住所が無いと誰もそのサイトを見ることができません。つまり、インターネットで自分のサイトを表示させたいならば、「○○県の○○市」にあたる住所(アドレス)を指定しなければいけないのであり、それが「ドメイン」と「サブドメイン」の表示になるわけです。
上記のSeesaaブログのURL「http://abc□□.seesaa.net」の場合、「seesaa.net」という県の中の「abc□□」という市に貴方は住んでいます、という住所表示と同じ意味になります。
ドメインの特徴
Seesaaブログの場合、「サブドメイン」部分(上記の「abc□□」部分)は利用者が好きに設定していいよ、というものですが、「ドメイン」部分の「seesaa.net」はあらかじめ決められた、Seesaaブログだけのものです。
私が「あ、私も『seesaa.net』というドメイン作りたい!」とか思っても、無理です。
なぜならSeesaaブログさんは、ちゃんとお金をかけて「seesaa.net」というドメインを運営されているからです。
「ドメイン」は、無料では利用できません。
ドメインを使いたいならば、ちゃんとお金を払って購入しなければいけません。無料のブログを利用しているからドメイン利用料はタダだ、というのは間違いです。
無料ブログなどのドメインは、そのドメインの持ち主がお金をかけて運営していて、利用者にそのドメインを無料で貸しているだけなのです。(だから広告表示などで稼がないと運営できないのです)
ドメインを利用するためにはお金がかかるのです。
そして、ドメインを利用する場合はそのドメインの所有者を明確にして、且つ、そのドメインは「世界中に1つだけしか存在しない状態」にしておかなければいけません。
例えば私が「test△△.net」というドメインを取得したのに、会ったこともない他人までも「test△△.net」を自由に使えるような状態だった場合、混乱するのはおわかりだと思います。
もしも良からぬサイトがそのドメインで作られてしまった場合、私まで良からぬ人の仲間だと思われてしまいますし、犯罪に巻き込まれてしまう可能性も出てきてしまいます。
「このドメインは私のドメインです」と世界中に公言しておく必要もあります。
私のドメインなのに、誰かが「そのドメイン、俺のだから」とかインターネットのどこかで言い始めたら、これまた混乱してしまいます。会社のサイトなんかの場合、会社自体の信用に関わってしまいます。
だから「ドメイン」というものは、世界に1つだけしか存在しなくて、誰のものなのか所有者が明確になっていないといけないわけです。(ドメインの所有者は「WHOIS情報」としていつでも誰でも確認することができます)
ドメインには種類がある
ドメインには「.net」とか「.com」「co.jp」みたいに種類があります。
インターネット上のどのURLにも、そういう「.(ドット)なんちゃら」が入っています。
URLの最後に表示されている「.(ドット)なんちゃら」部分が、ドメインの種類を表している部分です。
例えば「.net」は「ネットワークサービス」という意味があるそうで、色んな人が使っていそうなドメインです。
「.com」は、会社が使っているイメージがあります。いわゆる商用、って感じです。
他にも「.info」「.xyz」「.top」「.tokyo」など、世の中には色んな種類のドメインが存在しています。これから先、ドメインの種類はどんどん増えていくはずですし、「何だこれ?」って思ってしまうようなドメインも出てくるでしょう。「.tokyo」みたいな地域を指定するドメインの種類は最近出てきたものですからね。
ドメインの種類を選ぶ場合は、自分が作りたいサイトの意味合いをちゃんと考えて、自分のサイトにピッタリなドメインを選択するのが一番いいと思います。
とはいえ、今どきそんなことを細かく考えてドメイン取得する人、いるんですかね?
そもそもどこかの会社や団体が「自分の団体のサイトを作ろう!」と思ってドメインを取得する場合、誰か詳しい人(プロ)にお願いするんじゃないですかね?
プロがやるんだったら、ドメインもちゃんと選んでくれるでしょうし。
正直、私みたいな個人が「自分の趣味のブログをやりたいからドメインを取得してみよう」と思った時は、「.com」でも「.net」でも「.xyz」でも、何でもいいと思います。
使えたらそれでいいです。
ただ、あまり突飛なドメインは避けた方がいいと思います。
突飛なドメインは価格が安いです。だから使いたくなるけれども、「価格が安い」ということは世の中に知られているわけです。
「安くてもかまわないと思っている人が使っているドメイン」ということは、それだけ簡単にサイトを開設しようと思った人なわけで、そうなるとちょっと信用できないというか、「そのサイト、すぐに閉じてしまうんじゃないの?」と思われてしまう可能性があります。
何というか、まだ、信用性に乏しいんですよ。出来たばかりだから。
なので、現時点では会社のサイトのドメインが「.xyz」の場合よりも「.com」とか「.net」の方が、「ちゃんとした会社なんだな」と思われる可能性が高いです。
とはいえ、突飛なドメインはこれから伸びていくドメインですし、好きなドメインに設定できるのは確かなので(「.com」や「.net」の場合、自分が設定したいドメインが既に誰かに使われている可能性が非常に高い)、価格を取るか、一般的なもの(受け入れられやすいもの)を取るか、好きに決めたらいいんじゃないでしょうかね。
独自ドメインって何だよ
ということでドメインの話をしてきましたが、ドメインを取得するためにはお金がかかることはわかりますよね。
でもお金を支払ったら、そのドメインは自分だけのものです。
自分だけのドメイン、だから「独自ドメイン」と呼ぶのです!!
例えば「seesaa.net」というドメインは、Seesaaブログさんしか使えないドメイン、つまりSeesaaブログさんが取得した「独自ドメイン」です。
私が勝手に使うことは許されていません。
だから価値があるんです。
自分で好きなサイトとかブログをどんだけ作っても、それは「私のものだからね」って世界中に公言できるわけです。他人が勝手に使うことは許されないのだから。
ドメインは住所と同じだと書いたのは、そういうことです。
私の家は、私のものです。
私の家の住所は、私だけのものです。
世界中の誰もが私の家を訪れることはできますが、その住所を使って手紙を受け取ったりピザの配達を頼んでいいのは私だけです。
そして、「独自ドメイン」を取得しようと思ったら、そのドメインの種類も指定しなければいけません。
「.com」なのか「.net」なのか「.info」なのか、それは好きに決めたら?ってことです。
種類込みで「独自ドメイン」と呼びます。
先ほども少し説明しましたが、ドメインは種類がたくさんないと、いつかはドメインが埋まってしまいます。
「abc□□」という単語でドメインを作りたいのに「abc□□.com」しか許されなかったら、早いもの勝ちすぎて誰も手を出せなくなってしまいます。
「abc□□.com」は誰かが使っているけど「abc□□.net」や「abc□□.info」は使える、みたいにしておかないと、誰もがインターネットを楽しめる状況にはなりませんからね。
独自ドメインは取得した方がいいのか?
独自ドメインは取得した方がいいのか?って考えたら、まあ正直、私には答えられません。
だって「貴方はネット上で何をしたいのか?」って話になりますから。
私と貴方では、ネットで何をしたいのか考え方が違います。なので「取得した方がいい」とも「取得する意味は無い」とも言えないというのが正式な回答になります。
貴方はネット上で何をしたいですか?
例えば「ブログをやりたい」と思っているだけなら、無料ブログを使えばいいのではないでしょうか。
現に私は無料ブログ「Seesaaブログ」を利用しています。広告表示さえ気にしなければ良いブログだと思いますよ。
広告表示が気になるならば、有料プランに変更すればいいだけです。
例えばブログサービス「JUGEM
「自分の趣味のサイトを作りたい」と思うならば、無料のホームページ作成サイトを利用してはどうですか?
世の中には「Jimdo

ほら、「独自ドメイン」必要な人って実はそんなにいないんじゃないですか?(笑)
「このサイトは、このブログは、私だけのものだ!」って公言したい人、そんなにいる?
あんまりいないよね。
だって、大体のやりたいことは、色んな「無料作成サイト・ブログ」がタダでやらせてくれるんだし。
ブログを書きたいだけの私のような人は、別に「独自ドメイン」を取得しなくてもいいんじゃないでしょうかね。
ドメインだけ自分のものを持っていてもあんまり意味はないかも?
あ、独自ドメインを取得して、無料ブログにあてる、っていうのはアリかもしれませんね。
「自分のもの」って主張できるからね!!
そう、結局「独自ドメイン」を取得するのは、そのURLが「自分のもの」だと主張したいかどうかぐらいの意味しかないと思いますね。
持っていてもいいけど、持っていなくても何とかなる。
それが、独自ドメイン!!
次の記事の紹介
さて、「独自ドメイン」の存在を全否定しましたが(笑)、もちろん「取得しておいた方が良い場面」というものがあります。
ちょっと長くなったので、次の記事で書いてみます。

■独自ドメインを取得した方がいい場合
独自ドメインを取得した方がいい場合ってあるのかな?って考えてみたけど、そんな場面はあんまりないですね。結局、ドメインだけあっても仕方がないんですよ。「自分のものだと主張したい場面はどこ?」って‥‥
独自ドメインを取得した方がいい場合ってあるのかな?って考えてみたけど、そんな場面はあんまりないですね。結局、ドメインだけあっても仕方がないんですよ。「自分のものだと主張したい場面はどこ?」って‥‥